どうも。りんごです。
最近転職を考えるようになったのですが、そんな時こんな本を見つけました。
「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法」
まさに今の私の悩みにドンピシャのタイトルの本です。
この本を読んで、悩んでいた転職を始めようと思いました。
また、自分にあった職場の見つけ方もわかったので、転職に対して前向きに考えるようになりました。
この記事では、この本を読んで具体的に印象に残った部分を紹介したいと思います。
マーケットバリューのある人間は自由である。
マーケットバリューとは、自分の価値のことです。
これは社内での価値ではなく、社会での価値のことをいいます。
- 技術資産
- 人的資産
- 業界の生産性
の3つで決められます。
この3つの要素の掛け算でマーケットバリューが決まり、給料の期待値となります。
理想的なキャリアは2つ以上が高い事が多いです。
技術資産
技術的資産は他の会社でも通用するスキルのことです。
私の場合は「プログラミング」がこれに当たります。
またこの技術資産も2つに分けられ
- 専門性(プログラミングなど)
- 経験(マネジメント経験など)
のがあります。
新卒3年目の私は経験の技術資産はあまりないが、専門性に関してはそこそこの資産を持っているのではないかと思います。
人的資産
人的資産は人脈のこと。
あなただから仕事を任せると言ってくれる人が会社をやめたあとでもどれくらいいるかが重要です。
私の場合これは全くありません。
営業などはほとんどやっていないので0に等しいです。
逆に営業の職種の人はここが強みでもあります。
業界の生産性
業界の生産性は今働いている会社の業界がどれだけ伸びているかということです。
業界の生産性が給料に直接影響するので、これが大きいところに就職すると高い給料を手に入れられます。
本書での例えで、
縮小している会社は下りエスカレーターを走って登っているようなもので、
拡大している会社は上りエスカレーターに乗っているだけで成長するとありました。
もし、技術的資産と人的資産がない場合は、伸びている業界を選ぶと良いです。
仕事の見つけ方
高い技術を持つよりも経験を積める会社
私は技術をつければ食っていけるんじゃないかと思っていました。
20代までであれば専門性のある技術を磨くのもいいです。
しかしこの本によると、30代以降は技術よりも経験を積んだほうが良いとのことでした。
理由は、技術は差別化しにくい、専門性はセンスが必要であるからです。
一定の勉強をした人間であれば同じことができてしまうため差別化がしにくいとのことでした。
たしかにそのとおりだと思います。
そこで重要なってくるのが「経験」です。
経験は勉強するだけでは獲得できない価値のある自分の資産になります。
会社選びの際はこの経験を積める会社に就職したほうが後々給料が高くなるとのことでした。
伸びるマーケットを見つける方法
マーケットバリューの業界の生産性が高い会社はどうやって見つけたらいいのか?
- 複数のベンチャー企業が参入していてどこも伸びている
- 既存業界の非効率をつくロジックに注目している
このどちらかに当てはまる会社は今後業界の生産性が高まっていく会社です。
転職の面接で聞くと良い質問
- どんな人物を求めて、どんな活躍を期待するか
- 社内で活躍し、評価されている人間はどんな人か?なぜ活躍しているか?
- 中途で入った人間で活躍している人はどの部署を経てどんな業務をしているのか?
この質問をして、自分がその会社で活躍しているイメージを持てたらその会社は就職の候補になります。
やりたい仕事の見つけ方
人間には「何をするか」を重要視するtodo型の人と、「どんな状態でありたいか」を重要視するbeing型の人間がいます。
私は心からやりたいことがわかりません。
しかしそんな人は「どうありたいのか?」ということを考えるとよいです。
例えば私は、大学時代に喫茶店でバイトをしている時がとても楽しかったです。
特に喫茶店の仕事が好きだったわけではありませんが、一緒に働く仲間と仕事をすることが楽しかったんです。
しかし仲間が一人、また一人とやめていくと、とたんにバイトが苦痛になりました。
このことを思い出して、私は楽しく働ければどんな仕事でもいいんじゃないかと思ってきました。
なので特にやりたいことがない私ですが、「どんな状態でありたいか?」ということを考えて仕事を選んでみようと思いました。
being型の人が好きなことを見つける方法
- 他の人から上手と言われるが自分ではピンとこないもの
- 仕事で全くストレスを感じないこと
この2つのことを考えるとそれは自分の好きなものに通じている可能性が高いです。
印象に残ったところ
他の誰かが作った船にあとから乗り込んでおきながら、文句をいうのは筋違い
この言葉はめちゃくちゃ印象に残りました。
これまで私は会社に対して
「給料上げろー」
とか思ってました。
でも自分で作ったわけでもないし、社会人3年目のペーペーに何ができるわけでもないのになぜか偉そうに考えていました。
なので自分も「価値のある人間」「稼ぐ力のある人間」になろうと思いました。
才能は不平等だが、ポジショニングは平等
ポジショニングとは自分がどの業界で働くかということです。
たしかにそのとおりだと思いました。
才能がないのであれば、戦う場所を見極めればいい。
自分の勝てるところを見つけようと思います。
まとめ
以上、「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法」の感想でした。
この本を読んで、今までボヤーとしていた自分の天職に対する考えが少しくっきりしたと思います。
ここでは紹介しきれませんでしたが、他にも転職を考えている人にとっては、ためになることもたくさんあるので興味のある人は是非読んでみてください。
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